就活コラム

このままじゃ終われない!?就活をやり直したいと思った時は?

無事に内定を貰ってようやく就活も終了、となるはずが、中には就活をやり直したいと思う学生もいるのではないでしょうか。

2016年の調査ですが、約半分の就活生が就活をやり直したいと回答しました。このように多くの学生が、自分の就活になんらかの不安や不満を持っていることがわかります。
それでは実際に、就活をやり直すことは可能なのでしょうか。
今回は就活をやり直したいと考えた時に必要な心構えを解説します。

就活のやり直しはありかなしか?

結論から言えば就活をやり直すのはあり、です。ただし、闇雲にやり直してみても、結局、納得のいかない就活になってしまう可能性があります。

そうならないためには、まず自分がどうして就活をやり直したいのか、その理由をはっきりさせることが大切です。

そもそも就活に対して取り組みが甘かった

就活には自己分析や企業研究が欠かせませんが、周囲に流されるまま就活を始めてしまった学生は、どちらも中途半端に終わってしまっていることが多いのです。

自分の将来が曖昧なまま、企業説明会に行き、エントリーシートを仕上げ、試験を受けたら内定が貰えてしまった。と言った具合に就活自体はとんとん拍子に進んでしまっただけに、あれ、この会社って本当に自分が行きたい会社なんだろうか?と気づいて不安になるパターンです。

この場合、就活をやり直すなら、自己分析をもう一度やってみる必要があります。自分が何をやりたいかわからないまま就活をやり直しても、結果は何も変わらないからです。

焦って興味のない会社を受けてしまった

内定がなかなか取れないと、もうどこでもいいから内定が欲しいと焦るあまり、全く興味のない会社を受ける学生も多いものです。
しかし初めから興味のない会社や仕事なので、内定が貰えても、不満が残る結果になりがちです。

この場合、途中で妥協してしまった分、余計に就活に後悔が残ります。本当にやりたいことを諦めたくないなら、今度こそブレない就活を目指してやり直してみるのもありです。

内定ブルーに陥ってしまった

学生から社会人になるのはとても大きな変化です。無意識のうちにそういう変化を恐れ、拒絶してしまうことがあります。

就活ブルーが厄介なのは、第一志望の企業からの内定でも、不安になってしまうという点です。

内定ブルーの時は、焦って就活をやり直そうとしない方が賢明です。

就活ブルーに陥ったと思ったら、まずは就活から解放された楽しさを満喫してみることです。また、友達や知り合いに不安を語ってみるのもいいでしょう。案外、みんな同じような悩みを持っていて、なあんだ、という結果になるかもしれません。

内定辞退率が高いのはチャンスだと思う

就活をやり直す上で不安なのは、果たして今からやり直して、まともな企業の求人は残っているのだろうか、ということではないでしょうか。
景気が好調なことに加え、人手不足の影響も手伝って、ここ数年は空前の売り手市場となっています。

それに伴って、2017年10月の時点で、内定辞退率は過去最高の64.6%にも達しているのです。
企業も内定辞退を見越して多めに内定を出したり、あの手この手で内定を出した学生の囲い込みを行ったり、など自衛に躍起です。

しかしそんな努力をしても、企業側が新卒確保に苦労していることは明らかで、追加で募集を行うなどして、なんとか人材を確保しようとしているのです。
そんな中、通年採用や追加募集に踏み切らざるを得なくなっています。

しかしこれは、就活生、とりわけやり直しをしたいと考える就活生にはチャンスです。
これまでは有名企業や人気企業は、早々に募集定員に達し、解禁から一ヶ月も断たないうちに募集を締め切ってしまうことも珍しくありませんでした。

ですが内定辞退率が高い昨今、やり直し就活でもチャンスは十分に残されていると言っていいでしょう。

就活をやり直すなら内定は確保したままにしておく

就活をやり直すことはありですが、やり直した結果、必ずしも満足のいく結果とならないことも覚悟しておくべきです。最悪の場合は、最初に決まっていた企業が実は一番マッチングが良かった、という結果になってしまうことだってあるのです。
それでもやり直したいと思うなら、今獲得できている内定は、保険として確保しながら活動することをお勧めします。

就活マニュアルなどでは、内定を辞退するなら、できるだけ早めに企業には連絡しましょうとか、できれば「内定承諾書」を提出する前にしましょう、など謳っています。

確かにこれは就活におけるマナーとして大切なことです。

企業の立場からしても、人手不足の昨今、なんとか新卒採用者を確保できて一安心しているわけですから、内定を辞退するという連絡があれば、当然追加で採用を考えなければならず、学生からの連絡が遅ければ遅いほど、慌ててしまうことになります。

筆者も元は企業で採用を担当しており、何度も内定を辞退された経験があります。内定の辞退そのものは残念ですが、早めに連絡さえ貰えれば、再度募集をかけることもできて助かるのは事実です。

しかし、それはあくまで企業側の事情です。就活生側にしてみれば、新卒ブランドを使って就活できるのは一生に一度だけ。入社してみて合わなければ転職すればいいとはわかっていても、苦労して就活してきたことなども考えれば、就職する企業を慎重に決めたいと考えるのは当然です。

多少マナー違反ではあっても、新卒の就活は一生に一度のこと。悔いのない就活ができることを優先してください。
その代わり、満足のいく内定先が決まった際には、できるだけ早く、誠意を持って辞退の連絡をするようにしましょう。

まとめ

新卒に限らず、社会人になって数年経った社員でも、就活をやり直したいと思うことはあります。あの時もっと一生懸命就活に取り組んでいたらなあ、妥協せず本当に入りたい企業に挑戦すれば良かったなあ、違う会社に入っていたらこんな人生じゃなかったのになあ、などなど、思いは様々です。

いずれも、就活で完全燃焼してこなかったという後悔から生まれる感情ではないでしょうか。

就活をやり直すにしてもしないにしても、悔いのない就活を心掛けてください。

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