就活コラム

なぜ就活は必要なのか?三流大学生ほど就活に力を入れた方がいい三つの理由

近年は日本経済が好調なことに加え、人手不足も手伝って売り手市場が続いています。

こうした状況は少なくとも2020年の東京オリンピックまで続く、と予想する専門家までいて、これから就活を始める学生にはありがたい状況と言えるでしょう。

しかし、その一方で、なぜ就活をしなくてはならないのか?そもそも就活に意味はあるのか、と悩む学生も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、なぜ就活をするのか、ということについて解説していきます。

就活しない選択肢はありなの?

就活は義務ではないので、しない、という選択肢はもちろんありです。しかし将来のアテもないまま、面倒くさいから、とか、人と同じことはしたくないから、という考えで就活を敬遠することは危険です。
ただし次のような条件に当てはまる学生なら、就活なんてする必要はありません。

既に起業している、またはアイディアがある

よく自分はサラリーマンになんかならず、起業すると言って就活をしない学生がいますが、今この時点で起業していない、あるいはどんな仕事で起業するのかといったアイディアが全くないのであれば、大人しく就活するのが無難です。

将来は家業を継ぐ予定がある

親がお金持ちだったり、会社を経営していて、将来は跡取りになることが決まっていたりするなら就活は不要かもしれません。

一生フリーターでもかまわない覚悟がある

正社員にならなくても、将来はなんとかなるに違いない、という考えでフリーターを選ぶ学生もいます。しかしある調査期間の調べによると、フリーターと大卒の会社員の生涯年収には、約4倍もの開きがあると言われています。

このような条件に当てはまらないなら、素直に就活をするのが一番です。

その理由をこれから三つ説明します。

新卒ブランドを最大限に生かせるのが就活

日本の就職市場には、新卒ブランドというものが存在します。その証拠に企業の求人票には、応募資格の欄に「○○年度卒業見込み学生」と記載されたものが数多く存在します。

近年は人手不足なこともあり、第二新卒などの既卒者に門戸を開く企業も増えましたが、新卒者に比べればまだまだ少ないのが現状です。

例えば一生フリーターになるつもりはなくても、自分のやりたいことが見つかるまでとりあえずフリーター、と考える学生もいるでしょう。でもそれはとってももったいない話なのです。フリーター時代の経験は、企業側から見れば職歴とはならず、未経験者となんら変わりありません。それでいて新卒ブランドはもう使えないのです。

新卒ブランドを使えるのは人生で一回きり。このブランドがあれば、二流、三流大学卒の学生でも、一発逆転で有名企業や大企業に入社することも不可能ではありません。

大学も三流、学業成績もぱっとせず、学生生活で取り立てて目立った活動もしてこなかった、人に誇れる特技もない。そんな学生こそ、新卒ブランドを生かして、就活という名のレールに乗っかることをお勧めします。

就活は自分の将来を考えることに役立つ

就活で自分の将来を考える?それって逆じゃないの?と思ったかもしれません。

確かに本来は、自分の将来を決めてから就活するのが一番です。しかし現実には、しっかりと将来を決めてから就活する人はそう多くないはずです。

自分の将来を考えるためには、まず自分が本当に好きなことや、適性を知ることです。これは就活では「自己分析」にあたります。

自分は人と接することが好きだし、接客業に就きたいとわかったとします。接客業で思いつくのはホテル業界や小売業界。そこでどんな世界なのか、業界のことを調べます。これは就活での「業界研究」です。

そして進みたい業界の中から、入社したい企業を決めるために行うのが「企業研究」。

このように就活を通じて、自分の将来を決めることができるのです。

就活は始めてから止めることもできる

就活を始めてから、実は自分がやりたいことは、会社員では実現しないものだと気がついたとします。

それこそ起業のためのアイディアを思いつくかもしれませんし、新卒ブランドを捨ててでも、世界一周の旅に出てみたいという夢を抱くかもしれません。

もし就活を止めたいのなら、その時でも遅くありません。しかしその決意を強固なものとして、人生で後悔しないためにも、就活を通して自分の将来を考える経験は無駄にはならないのです。

最初から自分はフリーターでも良い!起業する!と就活をしないと決めるけるのは自分の可能性を狭くすることになります。

一度は社会を深く知るため。自分の将来を見据えるための就活をしておくのが良いです。

まとめ

2019年度も経団連加盟の大手企業の選考解禁は、6月1日となる見込みです。しかし実際には、既に就活は始まっているのです。一流大学の学生なら、夏のインターンシップ活動を通じて、内々定をもらっていることも珍しくありません。

けれど二流、三流大学の学生にとっては、どんなに売り手市場でも、有名企業や大手企業への入社が狭き門である事実に変わりはなく、今から就活の準備を始めても決して早すぎることはありません。

また、選考が解禁されてからでは、学業との両立や、選考日程が立て込んでいて、自己分析や業界研究、企業研究などに十分な時間が取れない可能性があります。

悔いのない就活を行うためにも、今からできることを、コツコツ準備しておきましょう。

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